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登録日: 2022年3月18日

記事 (37)

2026年10月6日 ∙ 9 分
再発性アフタ性口内炎にマルチビタミンは有効か―日常的な予防投与の臨床的意義
はじめに 「口内炎を繰り返すのはビタミン不足ではないか」「マルチビタミンを飲めば予防できるのか」と考える患者は少なくありません。本記事では、繰り返す口内炎の代表的疾患である再発性アフタ性口内炎に対する、標準量マルチビタミンの予防効果を検討した臨床試験を解説します。 Opening Summary(導入・結論先出し)  再発性アフタ性口内炎(Recurrent Aphthous Stomatitis:RAS)に対し、標準量のマルチビタミンを毎日服用することで再発を予防できるかを検証した二重盲検・無作為化比較試験を取り上げる。研究では、マルチビタミンはプラセボと比較して、潰瘍の発症回数、持続期間、疼痛、食事への影響を改善しなかった。したがって、栄養欠乏が確認されていない一般的なRAS患者に対し、マルチビタミンを一律に予防目的で推奨する根拠は乏しい。一方、ビタミンB12、葉酸、鉄などの欠乏が疑われる患者では、適切な検査と標的を定めた補充療法が重要である。 Video Section 詳しい解説は以下の動画をご覧ください。 研究の概要...

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2026年9月29日 ∙ 9 分
エンパグリフロジンは口腔灼熱症候群の原因となり得るか―薬剤性の口腔灼熱症状を見逃さないための臨床的視点
はじめに  口や舌のヒリヒリ感、灼けるような痛みが続く「口腔灼熱症状」では、口腔灼熱症候群だけでなく、服用薬に関連した二次性の症状も鑑別する必要があります。 Opening Summary(導入・結論先出し)  口腔内に明らかな病変がないにもかかわらず、舌や口唇、歯肉、頬粘膜に持続的な灼熱感を訴える場合、口腔灼熱症候群(Burning Mouth Syndrome:BMS)が鑑別に挙がる。しかし、特発性BMSは除外診断であり、局所疾患、全身疾患、栄養障害、薬剤性要因を十分に検討する必要がある。  今回の症例報告では、エンパグリフロジン開始後に口腔灼熱症状が出現し、一般的なBMS治療では改善せず、同薬の中止後に症状が消失した80歳女性が報告された。単一症例であるため因果関係は確定できないものの、難治性の口腔灼熱症状では服薬開始時期を含む薬剤レビューが重要であることを示している。 Video Section 詳しい解説は以下の動画をご覧ください。 研究の概要 研究デザイン 単一症例報告 対象 2型糖尿病、慢性腎臓病、心不全、高血圧、心房細動などの複数の基礎疾患を有する80歳女性...

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2026年9月22日 ∙ 8 分
ロピバカインは神経障害性疼痛の神経炎症を抑制できるのか?―TRAF2/PI3K/Akt/NF-κB経路からみた新たな可能性(Ropivacaine and Neuropathic Pain)
Opening Summary(導入・結論先出し)  神経障害性疼痛(Neuropathic Pain)は、異常な神経活動だけでなく、神経炎症(neuroinflammation)がその発症や慢性化に深く関与していることが明らかになりつつある。本研究では、局所麻酔薬であるロピバカインが単なる神経伝導遮断作用を超えて、神経炎症関連シグナルを抑制する可能性が検討された。  ラット神経障害性疼痛モデルにおいて、ロピバカインは疼痛行動を改善するとともに、ミクログリア活性化や炎症性サイトカイン発現を抑制した。さらにTRAF2/PI3K/Akt/NF-κBシグナル伝達経路の活性化抑制が確認され、神経炎症制御を介した鎮痛作用の可能性が示唆された。  本研究は前臨床段階の基礎研究であるものの、局所麻酔薬の新たな作用機序を理解する上で興味深い知見を提供している。  神経障害性疼痛の治療では、神経興奮性異常だけでなく神経炎症への介入も重要な研究テーマとなっている。本記事ではロピバカインが神経障害性疼痛において神経炎症を抑制する可能性について、最新の動物研究をもとに解説する。 Video...

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Akihiro Ando

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