top of page


ABOUT US
日本で唯一、口腔顔面痛・口腔内科の専門治療に特化したクリニックです。
日本に6人しかいない、米国口腔顔面痛学会が認定した
専門医が治療にあたります。
他院で原因不明とされたその痛みの原因を突き止め、
やわらげるために全力を尽くします。
検索


SSRI・SNRIは睡眠時・覚醒時ブラキシズムを増やすのか:抗うつ薬との因果関係を再検討
はじめに SSRI・SNRIなどの抗うつ薬を飲み始めた後に、歯ぎしり、食いしばり、顎の緊張や痛みを感じる患者はいますが、それだけで薬剤がブラキシズムの原因であるとは判断できません。 Opening Summary(導入・結論先出し) 本論文は、選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)およびセロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(SNRI)とブラキシズムの関連を、Standardized Tool for the Assessment of Bruxism(STAB)の考え方に沿って批判的に検討したスコーピングレビューである。症例報告では、服薬開始後の食いしばりや歯ぎしりの出現、減量・中止後の改善が繰り返し報告されていた。一方、多くの研究は自己申告や標準化されていない臨床判断に依存し、睡眠時ブラキシズムと覚醒時ブラキシズムも十分に区別されていなかった。現時点では、SSRI・SNRIがブラキシズムの独立した原因であるとは断定できず、心理状態や睡眠障害を含む複数要因のなかでリスクを修飾する可能性があると解釈するのが妥当である。 Video
Akihiro Ando
5 日前読了時間: 11分


慢性疼痛に対する抗うつ薬治療:デュロキセチンは第一選択となり得るか(Chronic Pain)
はじめに 慢性疼痛に対する抗うつ薬は、うつ症状の治療だけでなく、神経障害性疼痛や口腔顔面痛に関わる疼痛調節系への作用を期待して使用されることがあります。本記事では、2023年のCochraneレビューをもとに、デュロキセチンを中心としたエビデンスと臨床上の注意点を整理します。 Opening Summary(導入・結論先出し) 慢性疼痛に対する抗うつ薬は、うつ症状の治療だけでなく、下行性疼痛抑制系への作用を期待して処方されることがある。 2023年のコクラン・ネットワークメタ解析では、慢性疼痛に用いられる複数の抗うつ薬の有効性と安全性が比較された。 結論として、最も確実性の高いエビデンスが示された薬剤はデュロキセチンであり、標準用量で小〜中等度の鎮痛効果が認められた。一方で、アミトリプチリンを含む多くの抗うつ薬については、慢性疼痛に対する有効性を強く支持する根拠は限定的である。 口腔顔面痛、非歯原性疼痛、神経障害性疼痛を診療するうえで、「抗うつ薬を一括りにしない」ことが臨床的に重要である。 Video Section 詳しい解説は以下の
Akihiro Ando
7月8日読了時間: 10分
bottom of page