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ABOUT US
日本で唯一、口腔顔面痛・口腔内科の専門治療に特化したクリニックです。
日本に6人しかいない、米国口腔顔面痛学会が認定した
専門医が治療にあたります。
他院で原因不明とされたその痛みの原因を突き止め、
やわらげるために全力を尽くします。
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口腔潜在的悪性疾患におけるオステオポンチン発現:上皮異形成との関連と初期浸潤の臨床的意義
はじめに 口腔白板症などの口腔潜在的悪性疾患では、上皮異形成の評価を補うバイオマーカーが求められています。今回の研究では、オステオポンチン発現が口腔上皮異形成の重症度と関連するのか、また口腔扁平上皮癌の初期浸潤を反映するのかが検討されました。 Opening Summary(導入・結論先出し) 本研究では、口腔潜在的悪性疾患および口腔扁平上皮癌におけるオステオポンチン発現と、上皮異形成の重症度および浸潤部位との関連が検討された。オステオポンチンの陽性細胞率、染色強度、総合発現評価は、上皮異形成の進行に伴って段階的に増加しなかった。本研究では将来の悪性化を追跡していないため、悪性化リスクの予測能は直接評価されておらず、発現量をリスク評価に用いる根拠も示されなかった。一方、微小浸潤癌および浸潤癌では腫瘍浸潤先端部に発現が集中する傾向があり、オステオポンチンは異形成度よりも局所的な浸潤活動性を反映する可能性がある。 Video Section 詳しい解説は以下の動画をご覧ください。 研究の概要 研究デザイン 横断的免疫組織化学研究である。 対象...
Akihiro Ando
2 日前読了時間: 11分


線維筋痛症の非薬物療法は主要症状で選ぶべきか:運動・心理療法・集学的治療の効果
はじめに 線維筋痛症の非薬物療法には、運動療法、心理療法、患者教育、集学的治療などがあります。しかし、全身の痛み、強い疲労、眠りの浅さ、気分の落ち込みのうち、どの症状が中心かによって、効果を期待できる介入は異なる可能性があります。本記事では、167件のランダム化比較試験を統合した研究をもとに、症状別の効果と治療選択上の注意点を検討します。 Opening Summary(導入・結論先出し) 本論文は、線維筋痛症に対する非薬物療法が、疾患全体への影響、疼痛、疲労、睡眠、抑うつにどのような効果を示すかを検討した大規模なシステマティックレビューおよびメタ解析である。167件のランダム化比較試験を統合した結果、運動療法は複数の評価項目で有効性を示したが、運動の種類や介入内容によって改善しやすい症状は異なっていた。心理療法や集学的治療にも一定の効果が認められ、患者の主要症状に応じて非薬物療法を個別化する考え方が支持された。一方、小規模研究、盲検化の困難さ、出版バイアス、研究間の大きな異質性があり、効果量をそのまま一般診療へ適用することには注意が必要であ
Akihiro Ando
10月14日読了時間: 13分


再発性アフタ性口内炎にマルチビタミンは有効か―日常的な予防投与の臨床的意義
はじめに 「口内炎を繰り返すのはビタミン不足ではないか」「マルチビタミンを飲めば予防できるのか」と考える患者は少なくありません。本記事では、繰り返す口内炎の代表的疾患である再発性アフタ性口内炎に対する、標準量マルチビタミンの予防効果を検討した臨床試験を解説します。 Opening Summary(導入・結論先出し) 再発性アフタ性口内炎(Recurrent Aphthous Stomatitis:RAS)に対し、標準量のマルチビタミンを毎日服用することで再発を予防できるかを検証した二重盲検・無作為化比較試験を取り上げる。研究では、マルチビタミンはプラセボと比較して、潰瘍の発症回数、持続期間、疼痛、食事への影響を改善しなかった。したがって、栄養欠乏が確認されていない一般的なRAS患者に対し、マルチビタミンを一律に予防目的で推奨する根拠は乏しい。一方、ビタミンB12、葉酸、鉄などの欠乏が疑われる患者では、適切な検査と標的を定めた補充療法が重要である。 Video Section 詳しい解説は以下の動画をご覧ください。 研究の概要...
Akihiro Ando
10月7日読了時間: 9分


不可逆性歯髄炎に対する下顎孔伝達麻酔:NSAIDsなどの経口前投薬は麻酔成功率を高めるか(Inferior Alveolar Nerve Block)
はじめに 「歯髄炎で歯科麻酔が効きにくい」「下の奥歯の神経の治療で麻酔が十分に効かない」といった状況では、炎症性疼痛や疼痛感作が下顎孔伝達麻酔の成功率に影響している可能性があります。 Opening Summary(導入・結論先出し) 不可逆性歯髄炎では、通常の下顎孔伝達麻酔が十分に奏効しないことが少なくない。今回取り上げる研究は、下顎孔伝達麻酔の前に経口鎮痛薬や抗炎症薬を投与することで、麻酔成功率が改善するかを検討したシステマティックレビューおよびネットワークメタアナリシスである。結論として、経口前投薬は麻酔成功率を改善する可能性があり、とくにNSAIDsは最も信頼できるエビデンスに支えられている。一方で、デキサメタゾンは有望であるものの、現時点では研究数が限られており、慎重な解釈が必要である。 Video Section 詳しい解説は以下の動画をご覧ください。 研究の概要 研究デザイン ランダム化比較試験を対象としたシステマティックレビューおよびネットワークメタアナリシス 対象 不可逆性歯髄炎を有し、下顎孔伝達麻酔を受けた患者 介入/評価方
Akihiro Ando
9月16日読了時間: 9分


アルツハイマー病と過剰糖鎖修飾:グルコサミンと糖鎖代謝は認知症進行に関与するか(Hyperglycosylation)
はじめに アルツハイマー病や認知症では、アミロイドβやタウだけでなく、グルコサミンや糖鎖代謝に関わる「過剰糖鎖修飾」が病態進行に関与する可能性も注目されています。 Opening Summary(導入・結論先出し) アルツハイマー病は、アミロイドβ、タウ、神経変性を中心に理解されてきた疾患である。本研究は、そのさらに上流にある代謝異常として、タンパク質に糖鎖が過剰に付加される「過剰糖鎖修飾」が病態進行に関与する可能性を検討したものである。 ヒト死後脳、アルツハイマー病モデルマウス、安定同位体トレーシング、介入実験、電子カルテ解析を組み合わせた結果、過剰糖鎖修飾は単なる随伴現象ではなく、認知機能低下に関与する病態ドライバーである可能性が示された。 特に注目されるのは、グルコサミン補充がモデルマウスで脳内糖鎖修飾を増加させ、記憶関連行動を悪化させた点である。ただし、ヒトでグルコサミンが認知症進行を直接引き起こすと断定する段階ではなく、現時点では慎重な解釈が必要である。 Video Section 詳しい解説は以下の動画をご覧ください。 研究の
Akihiro Ando
9月2日読了時間: 13分


バーニングマウス症候群(Burning Mouth Syndrome)に対する局所アミトリプチリン療法:経口投与が困難な患者の新たな選択肢となるか?
はじめに バーニングマウス症候群(Burning Mouth Syndrome)は、舌や口腔粘膜にヒリヒリした灼熱感が続く慢性口腔痛疾患です。本記事では、近年注目されている局所アミトリプチリン洗口療法について、最新の研究結果と臨床的意義を解説します。 Opening Summary(導入・結論先出し) バーニングマウス症候群(Burning Mouth Syndrome: BMS)は、有効性が確立した治療法が限られる慢性口腔顔面痛疾患である。本研究は、三環系抗うつ薬アミトリプチリンを内服ではなく局所洗口剤として使用した際の有効性と安全性を検討した。約半数の患者で50%以上の疼痛軽減が認められ、副作用は少数かつ軽度であった。エビデンスレベルは高くないものの、内服アミトリプチリンの副作用が問題となる患者において、局所投与が有望な治療選択肢となる可能性を示唆する研究である。 Video Section 詳しい解説は以下の動画をご覧ください。 研究の概要 研究デザイン 後ろ向き観察研究(Retrospective Real-World Evidenc
Akihiro Ando
8月26日読了時間: 6分


片頭痛(Migraine)治療とプラセボ効果:薬のラベルは痛みの改善度を変えるのか
はじめに 片頭痛治療では、薬の種類だけでなく、服薬タイミングや医師からの説明、患者が治療をどのように理解するかが、痛みの改善感に影響することがあります。 Opening Summary(導入・結論先出し) 本記事では、反復性片頭痛において、薬剤そのものの効果と、患者に提示される薬剤情報が治療結果にどのように影響するかを検討した研究を解説する。 結論として、リザトリプタンは全体としてプラセボより有効であったが、薬剤がどのように説明されるかによって、頭痛軽減の程度も変化していた。 特に注目すべき点は、プラセボであっても「片頭痛薬」と表示されると効果が高まり、実薬であっても「プラセボ」と表示されると効果が低く見える可能性が示されたことである。 これは片頭痛が心理的な病気であるという意味ではない。片頭痛という実在する神経疾患においても、薬理作用と治療文脈が相互に影響することを示した研究である。 Video Section 詳しい解説は以下の動画をご覧ください。 研究の概要 研究デザイン 反復性片頭痛患者を対象とした、前向きの被験者内反復測定研究
Akihiro Ando
8月19日読了時間: 11分


COVID-19と口腔症状:味覚異常・口腔潰瘍・ヘルペス病変は本当に関連するのか
はじめに COVID-19では、味覚異常、口内炎、口腔潰瘍、口腔乾燥、ヘルペス性口腔病変など、さまざまな口腔症状が報告されてきました。しかし、これらすべてがCOVID-19そのものによって増えるとは限りません。本記事では、大規模リアルワールド研究をもとに、COVID-19と口腔症状の関連を臨床的に整理します。 Opening Summary(導入・結論先出し) COVID-19では味覚異常、口腔潰瘍、口腔乾燥、口内炎、ヘルペス性口腔病変などが報告されてきた。今回の大規模リアルワールド研究では、COVID-19と最も明確に関連した口腔症状は味覚異常であり、ヘルペス性口腔病変は軽度の関連にとどまった。一方、アフタ性潰瘍、口内炎、口腔乾燥、舌痛症などは、COVID-19患者で必ずしも増加していなかった。臨床的には、COVID-19を背景因子として考慮しつつも、すべての口腔粘膜症状を感染そのものに帰属させない診断姿勢が重要である。 Video Section 詳しい解説は以下の動画をご覧ください。 研究の概要 研究デザイン TriNetX Resea
Akihiro Ando
8月12日読了時間: 8分


糖尿病はビスホスホネート関連顎骨壊死(BRONJ)のリスク因子か:抜歯前に考えるべき臨床的意味
はじめに 糖尿病があり、ビスホスホネート製剤を使用している患者では、抜歯や口腔外科処置の前に、BRONJ(ビスホスホネート関連顎骨壊死)のリスクを感染、投与経路、全身状態とあわせて評価することが重要です。 Opening Summary(導入・結論先出し) 本記事では、糖尿病がビスホスホネート関連顎骨壊死のリスク因子となるかを検討したシステマティックレビューおよびメタ解析を取り上げる。 結論として、糖尿病を有するビスホスホネート使用患者では、顎骨壊死の有病率が高い可能性が示された。 ただし、これは因果関係を証明するものではなく、エビデンスの確実性は非常に低い。 臨床的には、糖尿病を「単独の禁忌因子」として扱うのではなく、抜歯、感染、静注ビスホスホネート、治療期間、全身状態と組み合わせてリスク評価することが重要である。 Video Section 詳しい解説は以下の動画をご覧ください。 研究の概要 研究デザイン システマティックレビューおよびメタ分析。観察研究を対象とし、プロトコールは事前登録され、検索と報告はシステマティックレビューの標
Akihiro Ando
7月29日読了時間: 8分


翼口蓋神経節ブロックは口腔顔面痛・頭痛に有効か:三叉神経痛、片頭痛、神経障害性疼痛への臨床的示唆(Sphenopalatine Ganglion Block)
はじめに 翼口蓋神経節ブロックは、歯科治療では説明しにくい顔面痛、三叉神経痛、神経障害性疼痛、片頭痛関連の頭痛などで検討されることがある処置です。ただし、すべての口腔顔面痛に有効な治療ではなく、診断を明確にしたうえで補助的に位置づけることが重要です。 Opening Summary(導入・結論先出し) 翼口蓋神経節ブロックは、三叉神経痛、三叉神経障害性疼痛、片頭痛、群発頭痛など、口腔顔面痛と頭痛の一部に対して検討されてきた処置である。 今回のレビューでは、症例報告・症例集積をもとに、翼口蓋神経節ブロックの適応、手技、効果、安全性が整理されている。 結論として、短期的な疼痛軽減が期待できる症例はあるが、現時点では高いエビデンスに基づく標準治療と断定する段階ではない。 臨床的には、通常治療で改善しにくい非歯原性口腔顔面痛や神経障害性疼痛において、診断を明確にしたうえで補助的に検討すべき治療選択肢である。 Video Section 詳しい解説は以下の動画をご覧ください。 研究の概要 研究デザイン 口腔顔面痛および頭痛疾患に対する翼口蓋神経節
Akihiro Ando
7月15日読了時間: 9分


末梢神経損傷にサプリメントは有効か:神経再生と神経障害性疼痛への臨床的意義(Peripheral Nerve Injury)
末梢神経損傷後のしびれ・異常感覚・神経障害性疼痛に対し、サプリメントは神経再生を助ける可能性があるのか。レビュー論文をもとに、動物実験での有望性と人での臨床的限界を整理します。
Akihiro Ando
6月26日読了時間: 9分


COVID-19後の慢性疼痛は末梢神経で起こるのか:SARS-CoV-2 Nタンパク質とNav1.7の臨床的意味
はじめに COVID-19後に口や顔の痛み、神経痛、灼熱感、原因不明の持続痛が続く場合、その背景には末梢神経の過敏化や神経障害性疼痛が関与している可能性があります。本記事では、SARS-CoV-2 Nタンパク質とNav1.7に関する基礎研究をもとに、COVID-19後の慢性疼痛を臨床的にどう理解するかを考えます。 Opening Summary(導入・結論先出し) COVID-19後に、頭痛、筋痛、神経痛、口腔顔面痛などの痛みが長期化する患者がいる。本研究は、SARS-CoV-2のNタンパク質が末梢感覚神経のNav1.7チャネルに作用し、病的疼痛を増悪・遷延させる可能性を検討した基礎研究である。結論として、Nタンパク質はNav1.7の発現量を増やすのではなく、チャネルの不活性化を遅らせることで神経興奮性を高める可能性が示された。これは、COVID-19後の持続痛や神経障害性疼痛を考えるうえで、末梢侵害受容器レベルの機序を示唆する重要な知見である。 Video Section 詳しい解説は以下の動画をご覧ください。 研究の概要 研究デザイン S
Akihiro Ando
6月22日読了時間: 8分


人工関節患者に抗菌薬予防投与は必要か?―最新ガイドラインが示す歯科治療と人工関節感染(Prosthetic Joint Infection)の新しい考え方
はじめに 人工股関節や人工膝関節を有する患者では、歯科治療前に抗菌薬予防投与が必要かどうかが長年議論されてきた。近年のガイドラインでは、人工関節感染(Prosthetic Joint Infection:PJI)と歯科治療との関連について新たな見解が示されている。 Opening Summary(導入・結論先出し) 人工股関節や人工膝関節を有する患者に対して、歯科治療前の抗菌薬予防投与は長年にわたり広く行われてきた。しかし近年の研究では、侵襲的歯科処置と人工関節感染(Prosthetic Joint Infection:PJI)との関連を支持するエビデンスは認められていない。 2024年に公表された整形外科および歯科領域の最新ガイドラインでは、人工関節を有することのみを理由としたルーチンの抗菌薬予防投与は推奨されていない。本稿では、その根拠となる最新ガイドラインと解説論文をもとに、臨床現場でどのように解釈すべきかを考察する。 Video Section 詳しい解説は以下の動画をご覧ください。 研究の概要 研究デザイン Commentary(解
Akihiro Ando
6月7日読了時間: 6分


根管治療後の根尖性歯周炎:治療後も病変が残る主因は何か
はじめに 根管治療後に根尖病変が治らない、噛むと痛い、歯ぐきから膿が出るといった症状が続く場合、根尖部根管系に残存した感染やバイオフィルムが関与している可能性があります。 Opening Summary 本記事では、根管治療後の根尖性歯周炎について、失敗症例の根尖部と付着病変を組織細菌学的・病理組織学的に検討した研究を取り上げる。結論として、治療後に根尖病変が残存・再発する主因は、多くの症例で根管内、特に根尖部根管系に残存する細菌感染であった。細菌は単独で浮遊しているだけでなく、バイオフィルムとして象牙質壁、根尖分岐、象牙細管内に認められることが多い。臨床的には、根尖性歯周炎の治癒不全を「原因不明」と捉える前に、根管内感染の残存、根管充填の質、根尖部解剖の複雑性を再評価する必要がある。 Video Section 詳しい解説は以下の動画をご覧ください。 研究の概要 研究デザイン 根管治療後の根尖性歯周炎症例を対象とした、組織細菌学的および病理組織学的解析である。 対象 根管治療または再根管治療後に根尖性歯周炎を呈したヒト歯71例である。検体
Akihiro Ando
5月29日読了時間: 9分


口腔灼熱症候群は神経障害性疼痛か:診断と治療選択にどう活かすか(Burning Mouth Syndrome)
はじめに 舌がヒリヒリする、口の中が焼けるように痛い、しかし歯や口腔粘膜には明らかな異常がない。このような症状は、口腔灼熱症候群または Burning Mouth Syndrome と呼ばれ、近年では神経障害性疼痛の観点からも注目されています。 Opening Summary(導入・結論先出し) 口腔灼熱症候群は、明らかな粘膜病変がないにもかかわらず、口腔内に持続的な灼熱感や異常感覚を生じる慢性疼痛疾患である。本記事では、Jääskeläinenによる2018年の総説をもとに、口腔灼熱症候群が神経障害性疼痛として理解できるかを臨床的に整理する。結論として、多くの症例では末梢性、中心性、またはその混合型の神経障害性疼痛として捉えることが妥当である。この視点は、口腔灼熱症候群を単なる心理的問題として扱わず、病態に基づいた診断と治療選択を行ううえで重要である。 Video Section 詳しい解説は以下の動画をご覧ください。 研究の概要 研究デザイン 口腔灼熱症候群に関する神経生理学的、心理物理学的、神経病理学的、脳機能画像研究を統合した総説であ
Akihiro Ando
5月10日読了時間: 9分


舌痛症(Burning Mouth Syndrome)は三叉神経小径線維ニューロパチーなのか:TRPV1・NGFから考える灼熱痛の機序
はじめに 舌がヒリヒリする、焼けるように痛い、しかし歯や口腔粘膜には明らかな異常がない。このような症状は舌痛症、または Burning Mouth Syndrome と呼ばれ、近年では三叉神経小径線維ニューロパチーや神経障害性疼痛の観点からも注目されています。 Opening Summary(導入・結論先出し) 舌痛症は、口腔粘膜に明らかな異常がないにもかかわらず、舌や口腔内に持続する灼熱痛を生じる慢性疼痛疾患である。本記事では、Yilmazらが報告した舌痛症における三叉神経小径線維障害、TRPV1、神経成長因子の関与を検討した研究を取り上げる。結論として、舌痛症の少なくとも一部は、単なる心理的要因ではなく、末梢性の三叉神経小径線維ニューロパチーと侵害受容器感作を伴う病態として理解できる可能性がある。この視点は、原因不明の口腔灼熱痛を評価するうえで、歯科治療の反復ではなく神経障害性疼痛として診る重要性を示している。 Video Section 詳しい解説は以下の動画をご覧ください。 主な結果 主な結果 舌痛症群では、上皮内神経線維が対照群より
Akihiro Ando
4月28日読了時間: 8分


クアラルンプールでの講演
マレーシアでの講演記録

Akihiro Ando
2025年2月20日読了時間: 1分


プラシーボ効果を治療に利用すべきか #2
プラシーボ効果を治療に利用すべきか。ウソでもいいので、患者さんに「効果のあるお薬ですよ!」と思い込ませて、服用してもらえば、治療成果は良くなるのでしょうか?答えは NO です。
Akihiro Ando
2024年12月30日読了時間: 3分


プラシーボ効果を治療に利用すべきか #1
副作用が心配でお薬を服用することに抵抗がある方に対して、偽薬を「副作用のない治療薬です」と偽ってお渡しするという行為を治療として良いのでしょうか?
結論からいうと、そのような行為は倫理的に許されません。なぜかというと、患者さんに嘘をつくことになるからです。
Akihiro Ando
2024年11月29日読了時間: 3分


プラシーボ効果の研究
片頭痛に対して偽薬と治療薬を投与し、その効果を比較することで、プラシーボ効果がいかに強力なものかを実証した研究を紹介します。
Akihiro Ando
2024年11月20日読了時間: 4分
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