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ABOUT US
日本で唯一、口腔顔面痛・口腔内科の専門治療に特化したクリニックです。
日本に6人しかいない、米国口腔顔面痛学会が認定した
専門医が治療にあたります。
他院で原因不明とされたその痛みの原因を突き止め、
やわらげるために全力を尽くします。
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エンパグリフロジンは口腔灼熱症候群の原因となり得るか―薬剤性の口腔灼熱症状を見逃さないための臨床的視点
はじめに 口や舌のヒリヒリ感、灼けるような痛みが続く「口腔灼熱症状」では、口腔灼熱症候群だけでなく、服用薬に関連した二次性の症状も鑑別する必要があります。 Opening Summary(導入・結論先出し) 口腔内に明らかな病変がないにもかかわらず、舌や口唇、歯肉、頬粘膜に持続的な灼熱感を訴える場合、口腔灼熱症候群(Burning Mouth Syndrome:BMS)が鑑別に挙がる。しかし、特発性BMSは除外診断であり、局所疾患、全身疾患、栄養障害、薬剤性要因を十分に検討する必要がある。 今回の症例報告では、エンパグリフロジン開始後に口腔灼熱症状が出現し、一般的なBMS治療では改善せず、同薬の中止後に症状が消失した80歳女性が報告された。単一症例であるため因果関係は確定できないものの、難治性の口腔灼熱症状では服薬開始時期を含む薬剤レビューが重要であることを示している。 Video Section 詳しい解説は以下の動画をご覧ください。 研究の概要 研究デザイン 単一症例報告 対象 2型糖尿病、慢性腎臓病、心不全、高血圧、心房細動などの複数
Akihiro Ando
9月30日読了時間: 9分


舌痛症では痛みを抑える機能が低下しているのか―中枢性・末梢性の違いと治療への示唆
はじめに 舌がヒリヒリする、焼けるように痛む、口の中に灼熱感があるにもかかわらず、歯科検査や口腔粘膜の診察で明らかな原因が見つからない場合、舌痛症が鑑別に挙がります。近年では、症状のある部位だけでなく、神経系が痛みを抑える機能の変化が関与する可能性も研究されています。 Opening Summary(導入・結論先出し) 舌痛症(Burning Mouth Syndrome:BMS)は、口腔内に明らかな器質的異常がないにもかかわらず、舌や口腔粘膜に灼熱痛が持続する慢性疼痛疾患である。 今回取り上げる研究では、舌痛症患者の内因性疼痛抑制機能を条件付き痛覚調節によって評価し、局所麻酔への反応が異なる患者群を比較している。 その結果、舌痛症患者の疼痛調節機能は一様ではなく、広範な中枢性疼痛抑制機能の低下を示す患者と、症状部位に比較的限局した異常を示す患者が存在する可能性が示された。 臨床上重要なのは、舌痛症という診断名だけで治療を一律に決めるのではなく、患者ごとに末梢性要因と中枢性要因の関与を評価する必要があるという点である。 Video Se
Akihiro Ando
9月9日読了時間: 12分


バーニングマウス症候群(Burning Mouth Syndrome)に対する局所アミトリプチリン療法:経口投与が困難な患者の新たな選択肢となるか?
はじめに バーニングマウス症候群(Burning Mouth Syndrome)は、舌や口腔粘膜にヒリヒリした灼熱感が続く慢性口腔痛疾患です。本記事では、近年注目されている局所アミトリプチリン洗口療法について、最新の研究結果と臨床的意義を解説します。 Opening Summary(導入・結論先出し) バーニングマウス症候群(Burning Mouth Syndrome: BMS)は、有効性が確立した治療法が限られる慢性口腔顔面痛疾患である。本研究は、三環系抗うつ薬アミトリプチリンを内服ではなく局所洗口剤として使用した際の有効性と安全性を検討した。約半数の患者で50%以上の疼痛軽減が認められ、副作用は少数かつ軽度であった。エビデンスレベルは高くないものの、内服アミトリプチリンの副作用が問題となる患者において、局所投与が有望な治療選択肢となる可能性を示唆する研究である。 Video Section 詳しい解説は以下の動画をご覧ください。 研究の概要 研究デザイン 後ろ向き観察研究(Retrospective Real-World Evidenc
Akihiro Ando
8月26日読了時間: 6分


翼口蓋神経節ブロックは口腔顔面痛・頭痛に有効か:三叉神経痛、片頭痛、神経障害性疼痛への臨床的示唆(Sphenopalatine Ganglion Block)
はじめに 翼口蓋神経節ブロックは、歯科治療では説明しにくい顔面痛、三叉神経痛、神経障害性疼痛、片頭痛関連の頭痛などで検討されることがある処置です。ただし、すべての口腔顔面痛に有効な治療ではなく、診断を明確にしたうえで補助的に位置づけることが重要です。 Opening Summary(導入・結論先出し) 翼口蓋神経節ブロックは、三叉神経痛、三叉神経障害性疼痛、片頭痛、群発頭痛など、口腔顔面痛と頭痛の一部に対して検討されてきた処置である。 今回のレビューでは、症例報告・症例集積をもとに、翼口蓋神経節ブロックの適応、手技、効果、安全性が整理されている。 結論として、短期的な疼痛軽減が期待できる症例はあるが、現時点では高いエビデンスに基づく標準治療と断定する段階ではない。 臨床的には、通常治療で改善しにくい非歯原性口腔顔面痛や神経障害性疼痛において、診断を明確にしたうえで補助的に検討すべき治療選択肢である。 Video Section 詳しい解説は以下の動画をご覧ください。 研究の概要 研究デザイン 口腔顔面痛および頭痛疾患に対する翼口蓋神経節
Akihiro Ando
7月15日読了時間: 9分


口腔灼熱症候群は神経障害性疼痛か:診断と治療選択にどう活かすか(Burning Mouth Syndrome)
はじめに 舌がヒリヒリする、口の中が焼けるように痛い、しかし歯や口腔粘膜には明らかな異常がない。このような症状は、口腔灼熱症候群または Burning Mouth Syndrome と呼ばれ、近年では神経障害性疼痛の観点からも注目されています。 Opening Summary(導入・結論先出し) 口腔灼熱症候群は、明らかな粘膜病変がないにもかかわらず、口腔内に持続的な灼熱感や異常感覚を生じる慢性疼痛疾患である。本記事では、Jääskeläinenによる2018年の総説をもとに、口腔灼熱症候群が神経障害性疼痛として理解できるかを臨床的に整理する。結論として、多くの症例では末梢性、中心性、またはその混合型の神経障害性疼痛として捉えることが妥当である。この視点は、口腔灼熱症候群を単なる心理的問題として扱わず、病態に基づいた診断と治療選択を行ううえで重要である。 Video Section 詳しい解説は以下の動画をご覧ください。 研究の概要 研究デザイン 口腔灼熱症候群に関する神経生理学的、心理物理学的、神経病理学的、脳機能画像研究を統合した総説であ
Akihiro Ando
5月10日読了時間: 9分


口腔灼熱症候群(Burning Mouth Syndrome)の診断基準はなぜ重要か:国際デルファイ法による研究診断基準の臨床的意義
はじめに 舌のヒリヒリ感、口の中の灼けるような痛み、味覚異常、口腔乾燥感が長く続く場合、口腔灼熱症候群(BMS)が疑われることがありますが、診断にはカンジダ症、粘膜疾患、栄養欠乏、糖尿病、薬剤性要因などを系統的に除外することが重要です。 Opening Summary 口腔灼熱症候群は、舌や口腔粘膜に慢性的な灼熱感や異常感覚を生じる一方で、視診上明らかな粘膜病変を認めないことが多い難治性の口腔顔面痛疾患である。本研究は、口腔灼熱症候群の研究診断基準を国際的な専門家合意により作成したものである。結論として、口腔灼熱症候群は「原因不明の口腔内灼熱感」と安易に診断するのではなく、局所因子・全身疾患・薬剤性要因を系統的に除外したうえで定義されるべき疾患である。この標準化は、臨床研究の質を高めるだけでなく、日常診療における診断の精度向上にもつながる。 Video Section 詳しい解説は以下の動画をご覧ください。 研究の概要 研究デザイン 国際的な専門家パネルによるデルファイ法を用いたコンセンサス研究である。 対象 口腔顔面痛、口腔医学、関連領域に
Akihiro Ando
5月7日読了時間: 8分


舌痛症(Burning Mouth Syndrome)は三叉神経小径線維ニューロパチーなのか:TRPV1・NGFから考える灼熱痛の機序
はじめに 舌がヒリヒリする、焼けるように痛い、しかし歯や口腔粘膜には明らかな異常がない。このような症状は舌痛症、または Burning Mouth Syndrome と呼ばれ、近年では三叉神経小径線維ニューロパチーや神経障害性疼痛の観点からも注目されています。 Opening Summary(導入・結論先出し) 舌痛症は、口腔粘膜に明らかな異常がないにもかかわらず、舌や口腔内に持続する灼熱痛を生じる慢性疼痛疾患である。本記事では、Yilmazらが報告した舌痛症における三叉神経小径線維障害、TRPV1、神経成長因子の関与を検討した研究を取り上げる。結論として、舌痛症の少なくとも一部は、単なる心理的要因ではなく、末梢性の三叉神経小径線維ニューロパチーと侵害受容器感作を伴う病態として理解できる可能性がある。この視点は、原因不明の口腔灼熱痛を評価するうえで、歯科治療の反復ではなく神経障害性疼痛として診る重要性を示している。 Video Section 詳しい解説は以下の動画をご覧ください。 主な結果 主な結果 舌痛症群では、上皮内神経線維が対照群より
Akihiro Ando
4月28日読了時間: 8分


クアラルンプールでの講演
マレーシアでの講演記録

Akihiro Ando
2025年2月20日読了時間: 1分


プラシーボ効果を治療に利用すべきか #2
プラシーボ効果を治療に利用すべきか。ウソでもいいので、患者さんに「効果のあるお薬ですよ!」と思い込ませて、服用してもらえば、治療成果は良くなるのでしょうか?答えは NO です。
Akihiro Ando
2024年12月30日読了時間: 3分


プラシーボ効果を治療に利用すべきか #1
副作用が心配でお薬を服用することに抵抗がある方に対して、偽薬を「副作用のない治療薬です」と偽ってお渡しするという行為を治療として良いのでしょうか?
結論からいうと、そのような行為は倫理的に許されません。なぜかというと、患者さんに嘘をつくことになるからです。
Akihiro Ando
2024年11月29日読了時間: 3分


二重盲検法ランダム化比較試験
お薬の効果を検証する時は、必ず二重盲検法を用いたランダム化比較試験という試験を行います。
患者や(研究者)の「思い込み」による影響を可能な限り排除するために考えられた方法です。
Akihiro Ando
2024年11月12日読了時間: 3分


Numbers Needed to Treat (NNT) #2
NNT を計算するためには、お薬の効果の統計を取り、解析をしなくてはなりません。 しかし、データが少なすぎて解析ができない場合もあります。 計算をするだけなら、被験者(患者)の数が少ない研究でもできるかもしれません。 ...
Akihiro Ando
2024年10月22日読了時間: 3分


Numbers Needed to Treat (NNT) #1
Numbers Needed to Treat (NNT) についての解説です。

Akihiro Ando
2024年10月10日読了時間: 3分


Dr. ANDO Orofacial Pain & Oral Medicine (YouTube チャンネル)
私が YouTube チャンネルを作ったのは、もう10年近く前になります。それは、日本でYouTuber ユーチューバー という単語が一般に知られる前の頃だったと思います。多くは医療従事者向けの動画となっておりますが、中には一般の方を対象に作成した動画もございます。

Akihiro Ando
2022年4月8日読了時間: 2分


口腔顔面痛とは? What is Orofacial Pain?
口腔顔面痛という分野は、簡単に言えば首から上のペインクリニックのようなものです。
一般的な病名で言えば、顎関節症、三叉神経痛、舌痛症、神経障害性疼痛、非歯原性疼痛、頭痛などが専門の範疇となります。

Akihiro Ando
2022年3月31日読了時間: 2分


原因不明の痛み?舌痛症 Burning Mouth Syndrome #3
そもそも舌の異常は、すべての医師・歯科医師が得意とするわけではなく 専門的な知識と、臨床の感性が求められます。 一般歯科とは異なり、舌の異常を呈する疾患は非常に多く、 鑑別診断は多岐にわたります。 もちろん、それぞれで診断基準が異なり...

Akihiro Ando
2022年3月17日読了時間: 2分


原因不明の痛み?舌痛症 Burning Mouth Syndrome #2
舌痛症 burning mouth syndrome についての記事です。

Akihiro Ando
2022年3月12日読了時間: 2分


原因不明の痛み?舌痛症 Burning Mouth Syndrome #1
よく原因不明とされてしまう痛み、舌痛症 Burning Mouth Syndrome についての記事です。

Akihiro Ando
2022年3月11日読了時間: 2分
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