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ABOUT US
日本で唯一、口腔顔面痛・口腔内科の専門治療に特化したクリニックです。
日本に6人しかいない、米国口腔顔面痛学会が認定した
専門医が治療にあたります。
他院で原因不明とされたその痛みの原因を突き止め、
やわらげるために全力を尽くします。
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ロピバカインは神経障害性疼痛の神経炎症を抑制できるのか?―TRAF2/PI3K/Akt/NF-κB経路からみた新たな可能性(Ropivacaine and Neuropathic Pain)
Opening Summary(導入・結論先出し) 神経障害性疼痛(Neuropathic Pain)は、異常な神経活動だけでなく、神経炎症(neuroinflammation)がその発症や慢性化に深く関与していることが明らかになりつつある。本研究では、局所麻酔薬であるロピバカインが単なる神経伝導遮断作用を超えて、神経炎症関連シグナルを抑制する可能性が検討された。 ラット神経障害性疼痛モデルにおいて、ロピバカインは疼痛行動を改善するとともに、ミクログリア活性化や炎症性サイトカイン発現を抑制した。さらにTRAF2/PI3K/Akt/NF-κBシグナル伝達経路の活性化抑制が確認され、神経炎症制御を介した鎮痛作用の可能性が示唆された。 本研究は前臨床段階の基礎研究であるものの、局所麻酔薬の新たな作用機序を理解する上で興味深い知見を提供している。 神経障害性疼痛の治療では、神経興奮性異常だけでなく神経炎症への介入も重要な研究テーマとなっている。本記事ではロピバカインが神経障害性疼痛において神経炎症を抑制する可能性について、最新の動物研究をもとに解
Akihiro Ando
9月23日読了時間: 8分


神経障害性疼痛(Neuropathic Pain)と下行性疼痛抑制:オザニモドは脳幹疼痛制御を回復するか
はじめに 神経障害性疼痛は、しびれを伴う痛み、焼けるような痛み、触れるだけで痛いアロディニアとして現れることがあり、その背景には末梢神経の損傷だけでなく、脳幹から脊髄へ向かう下行性疼痛抑制の低下が関与する可能性があります。 Opening Summary(導入・結論先出し) 神経障害性疼痛は、末梢神経や脊髄だけでなく、脳幹を介した下行性疼痛調節の破綻としても理解する必要がある。 本稿では、スフィンゴシン1リン酸受容体1を標的とするオザニモドが、神経障害性疼痛モデルにおいて痛覚過敏を改善し、吻側延髄腹内側部の下行性疼痛抑制系を回復する可能性を示した研究を取り上げる。 結論として、オザニモドは動物モデルで機械的アロディニアおよび冷アロディニアを改善し、その作用にはセロトニン作動性・ノルアドレナリン作動性の下行性抑制経路が関与する可能性がある。 ただし、本研究は前臨床研究であり、神経障害性疼痛患者への有効性が確立されたわけではない。 Video Section 詳しい解説は以下の動画をご覧ください。 研究の概要 研究デザイン...
Akihiro Ando
6月3日読了時間: 9分


慢性重複痛(Chronic Overlapping Pain Conditions)は別の痛みなのか?― DCC・軸索形成(axonogenesis)と中枢神経ネットワークから見る新しい病態理解
はじめに 慢性重複痛(COPC: Chronic Overlapping Pain Conditions)は、顎関節症や口腔顔面痛だけでなく、頭痛、頸部痛、腰痛、疲労感など複数症状を伴うことが少なくない。本記事では、DCC遺伝子や軸索形成(axonogenesis)との関連を示した最新GWAS研究をもとに、「なぜ痛みが全身化・持続化するのか」を解説する。 Opening Summary(導入・結論先出し) 慢性疼痛患者の中には、顎関節痛だけでなく、頭痛、頸部痛、腰痛、腹痛など複数部位の疼痛を併発する患者が少なくない。本研究は、そのような「慢性重複痛(COPC: Chronic Overlapping Pain Conditions)」が、単なる“症状数の増加”ではなく、遺伝学的に異なる疼痛表現型である可能性を検討した大規模ゲノム研究である。結果として、単一部位疼痛と比較して、多部位慢性疼痛では遺伝的寄与が大きく、特にDCC遺伝子を中心とした軸索形成(axonogenesis)関連経路と中枢神経系との関連が強く示された。さらに、辺縁系と前頭前野
Akihiro Ando
5月13日読了時間: 7分
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