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ABOUT US
日本で唯一、口腔顔面痛・口腔内科の専門治療に特化したクリニックです。
日本に6人しかいない、米国口腔顔面痛学会が認定した
専門医が治療にあたります。
他院で原因不明とされたその痛みの原因を突き止め、
やわらげるために全力を尽くします。
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口腔潜在的悪性疾患におけるオステオポンチン発現:上皮異形成との関連と初期浸潤の臨床的意義
はじめに 口腔白板症などの口腔潜在的悪性疾患では、上皮異形成の評価を補うバイオマーカーが求められています。今回の研究では、オステオポンチン発現が口腔上皮異形成の重症度と関連するのか、また口腔扁平上皮癌の初期浸潤を反映するのかが検討されました。 Opening Summary(導入・結論先出し) 本研究では、口腔潜在的悪性疾患および口腔扁平上皮癌におけるオステオポンチン発現と、上皮異形成の重症度および浸潤部位との関連が検討された。オステオポンチンの陽性細胞率、染色強度、総合発現評価は、上皮異形成の進行に伴って段階的に増加しなかった。本研究では将来の悪性化を追跡していないため、悪性化リスクの予測能は直接評価されておらず、発現量をリスク評価に用いる根拠も示されなかった。一方、微小浸潤癌および浸潤癌では腫瘍浸潤先端部に発現が集中する傾向があり、オステオポンチンは異形成度よりも局所的な浸潤活動性を反映する可能性がある。 Video Section 詳しい解説は以下の動画をご覧ください。 研究の概要 研究デザイン 横断的免疫組織化学研究である。 対象...
Akihiro Ando
2 日前読了時間: 11分


再発性アフタ性口内炎にマルチビタミンは有効か―日常的な予防投与の臨床的意義
はじめに 「口内炎を繰り返すのはビタミン不足ではないか」「マルチビタミンを飲めば予防できるのか」と考える患者は少なくありません。本記事では、繰り返す口内炎の代表的疾患である再発性アフタ性口内炎に対する、標準量マルチビタミンの予防効果を検討した臨床試験を解説します。 Opening Summary(導入・結論先出し) 再発性アフタ性口内炎(Recurrent Aphthous Stomatitis:RAS)に対し、標準量のマルチビタミンを毎日服用することで再発を予防できるかを検証した二重盲検・無作為化比較試験を取り上げる。研究では、マルチビタミンはプラセボと比較して、潰瘍の発症回数、持続期間、疼痛、食事への影響を改善しなかった。したがって、栄養欠乏が確認されていない一般的なRAS患者に対し、マルチビタミンを一律に予防目的で推奨する根拠は乏しい。一方、ビタミンB12、葉酸、鉄などの欠乏が疑われる患者では、適切な検査と標的を定めた補充療法が重要である。 Video Section 詳しい解説は以下の動画をご覧ください。 研究の概要...
Akihiro Ando
10月7日読了時間: 9分


エンパグリフロジンは口腔灼熱症候群の原因となり得るか―薬剤性の口腔灼熱症状を見逃さないための臨床的視点
はじめに 口や舌のヒリヒリ感、灼けるような痛みが続く「口腔灼熱症状」では、口腔灼熱症候群だけでなく、服用薬に関連した二次性の症状も鑑別する必要があります。 Opening Summary(導入・結論先出し) 口腔内に明らかな病変がないにもかかわらず、舌や口唇、歯肉、頬粘膜に持続的な灼熱感を訴える場合、口腔灼熱症候群(Burning Mouth Syndrome:BMS)が鑑別に挙がる。しかし、特発性BMSは除外診断であり、局所疾患、全身疾患、栄養障害、薬剤性要因を十分に検討する必要がある。 今回の症例報告では、エンパグリフロジン開始後に口腔灼熱症状が出現し、一般的なBMS治療では改善せず、同薬の中止後に症状が消失した80歳女性が報告された。単一症例であるため因果関係は確定できないものの、難治性の口腔灼熱症状では服薬開始時期を含む薬剤レビューが重要であることを示している。 Video Section 詳しい解説は以下の動画をご覧ください。 研究の概要 研究デザイン 単一症例報告 対象 2型糖尿病、慢性腎臓病、心不全、高血圧、心房細動などの複数
Akihiro Ando
9月30日読了時間: 9分


舌痛症では痛みを抑える機能が低下しているのか―中枢性・末梢性の違いと治療への示唆
はじめに 舌がヒリヒリする、焼けるように痛む、口の中に灼熱感があるにもかかわらず、歯科検査や口腔粘膜の診察で明らかな原因が見つからない場合、舌痛症が鑑別に挙がります。近年では、症状のある部位だけでなく、神経系が痛みを抑える機能の変化が関与する可能性も研究されています。 Opening Summary(導入・結論先出し) 舌痛症(Burning Mouth Syndrome:BMS)は、口腔内に明らかな器質的異常がないにもかかわらず、舌や口腔粘膜に灼熱痛が持続する慢性疼痛疾患である。 今回取り上げる研究では、舌痛症患者の内因性疼痛抑制機能を条件付き痛覚調節によって評価し、局所麻酔への反応が異なる患者群を比較している。 その結果、舌痛症患者の疼痛調節機能は一様ではなく、広範な中枢性疼痛抑制機能の低下を示す患者と、症状部位に比較的限局した異常を示す患者が存在する可能性が示された。 臨床上重要なのは、舌痛症という診断名だけで治療を一律に決めるのではなく、患者ごとに末梢性要因と中枢性要因の関与を評価する必要があるという点である。 Video Se
Akihiro Ando
9月9日読了時間: 12分


糖尿病はビスホスホネート関連顎骨壊死(BRONJ)のリスク因子か:抜歯前に考えるべき臨床的意味
はじめに 糖尿病があり、ビスホスホネート製剤を使用している患者では、抜歯や口腔外科処置の前に、BRONJ(ビスホスホネート関連顎骨壊死)のリスクを感染、投与経路、全身状態とあわせて評価することが重要です。 Opening Summary(導入・結論先出し) 本記事では、糖尿病がビスホスホネート関連顎骨壊死のリスク因子となるかを検討したシステマティックレビューおよびメタ解析を取り上げる。 結論として、糖尿病を有するビスホスホネート使用患者では、顎骨壊死の有病率が高い可能性が示された。 ただし、これは因果関係を証明するものではなく、エビデンスの確実性は非常に低い。 臨床的には、糖尿病を「単独の禁忌因子」として扱うのではなく、抜歯、感染、静注ビスホスホネート、治療期間、全身状態と組み合わせてリスク評価することが重要である。 Video Section 詳しい解説は以下の動画をご覧ください。 研究の概要 研究デザイン システマティックレビューおよびメタ分析。観察研究を対象とし、プロトコールは事前登録され、検索と報告はシステマティックレビューの標
Akihiro Ando
7月29日読了時間: 8分


口腔灼熱症候群(Burning Mouth Syndrome)の診断基準はなぜ重要か:国際デルファイ法による研究診断基準の臨床的意義
はじめに 舌のヒリヒリ感、口の中の灼けるような痛み、味覚異常、口腔乾燥感が長く続く場合、口腔灼熱症候群(BMS)が疑われることがありますが、診断にはカンジダ症、粘膜疾患、栄養欠乏、糖尿病、薬剤性要因などを系統的に除外することが重要です。 Opening Summary 口腔灼熱症候群は、舌や口腔粘膜に慢性的な灼熱感や異常感覚を生じる一方で、視診上明らかな粘膜病変を認めないことが多い難治性の口腔顔面痛疾患である。本研究は、口腔灼熱症候群の研究診断基準を国際的な専門家合意により作成したものである。結論として、口腔灼熱症候群は「原因不明の口腔内灼熱感」と安易に診断するのではなく、局所因子・全身疾患・薬剤性要因を系統的に除外したうえで定義されるべき疾患である。この標準化は、臨床研究の質を高めるだけでなく、日常診療における診断の精度向上にもつながる。 Video Section 詳しい解説は以下の動画をご覧ください。 研究の概要 研究デザイン 国際的な専門家パネルによるデルファイ法を用いたコンセンサス研究である。 対象 口腔顔面痛、口腔医学、関連領域に
Akihiro Ando
5月7日読了時間: 8分


クアラルンプールでの講演
マレーシアでの講演記録

Akihiro Ando
2025年2月20日読了時間: 1分


プラシーボ効果を治療に利用すべきか #2
プラシーボ効果を治療に利用すべきか。ウソでもいいので、患者さんに「効果のあるお薬ですよ!」と思い込ませて、服用してもらえば、治療成果は良くなるのでしょうか?答えは NO です。
Akihiro Ando
2024年12月30日読了時間: 3分


プラシーボ効果を治療に利用すべきか #1
副作用が心配でお薬を服用することに抵抗がある方に対して、偽薬を「副作用のない治療薬です」と偽ってお渡しするという行為を治療として良いのでしょうか?
結論からいうと、そのような行為は倫理的に許されません。なぜかというと、患者さんに嘘をつくことになるからです。
Akihiro Ando
2024年11月29日読了時間: 3分


プラシーボ効果の研究
片頭痛に対して偽薬と治療薬を投与し、その効果を比較することで、プラシーボ効果がいかに強力なものかを実証した研究を紹介します。
Akihiro Ando
2024年11月20日読了時間: 4分


二重盲検法ランダム化比較試験
お薬の効果を検証する時は、必ず二重盲検法を用いたランダム化比較試験という試験を行います。
患者や(研究者)の「思い込み」による影響を可能な限り排除するために考えられた方法です。
Akihiro Ando
2024年11月12日読了時間: 3分


プラシーボ効果とノーシーボ効果
プラシーボ効果とは、思い込みによって体に良い効果が現れることです。ノーシーボ効果とは、逆に思い込みによって体に悪い効果が現れることです。
Akihiro Ando
2024年11月7日読了時間: 3分


Numbers Needed to Treat (NNT) #1
Numbers Needed to Treat (NNT) についての解説です。

Akihiro Ando
2024年10月10日読了時間: 3分


噛むと痛い… #5
感染のコントロールはうまくいき、炎症もおさまっているはずである。それでも、まだ噛むと痛い…
感染と外傷による痛みは「炎症」による痛みです。しかし「痛む=炎症」というわけではありません。
ここから、炎症がなくても痛みを引き起こす可能性がある状態、神経障害性疼痛の解説に入ります。

Akihiro Ando
2022年6月6日読了時間: 2分


噛むと痛い… #4
歯の神経を取ったのに、まだ痛む。その原因を、前ブログ記事(噛むと痛い… #3)にて解説いたしました。
今回は、歯の神経を取って、噛んだ時の痛みが改善する場合と、しない場合、それぞれの理由について解説をしたいと思います。

Akihiro Ando
2022年5月19日読了時間: 2分


噛むと痛い… #3
当院を訪れる患者さんが、よく疑問に感じていること。
『歯の神経を取ったのに、なぜまだ噛むと痛むの?』
神経が無いはずなのに、痛むのは不思議ですよね。神経の取り残しがあるのではないか?と考えてしまう方もいらっしゃいます。まっとうな疑問だと思います。

Akihiro Ando
2022年5月12日読了時間: 2分


噛むと痛い… #1
噛むと痛む。これを専門的には「咬合時痛(こうごうじつう)」と言います。
様々な原因が咬合時痛を引き起こしますが、その主たるものは感染や外傷によって引き起こされる炎症です。
しかし、炎症以外にも咬合時痛を生じるケースがあります。

Akihiro Ando
2022年4月11日読了時間: 3分


Dr. ANDO Orofacial Pain & Oral Medicine (YouTube チャンネル)
私が YouTube チャンネルを作ったのは、もう10年近く前になります。それは、日本でYouTuber ユーチューバー という単語が一般に知られる前の頃だったと思います。多くは医療従事者向けの動画となっておりますが、中には一般の方を対象に作成した動画もございます。

Akihiro Ando
2022年4月8日読了時間: 2分


口腔顔面痛とは? What is Orofacial Pain?
口腔顔面痛という分野は、簡単に言えば首から上のペインクリニックのようなものです。
一般的な病名で言えば、顎関節症、三叉神経痛、舌痛症、神経障害性疼痛、非歯原性疼痛、頭痛などが専門の範疇となります。

Akihiro Ando
2022年3月31日読了時間: 2分


非歯原性疼痛 non-odontogenic pain #1
非歯原因性疼痛とは、文字どおり歯や歯肉に起因しない痛みの総称です。
日本口腔顔面痛学会から、
下記の画像のような非歯原性疼痛(歯痛)のリストが発行されています。
非歯原性疼痛のことを、英語で non-odontogenic pain と言います。

Akihiro Ando
2022年3月21日読了時間: 2分
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